かみ合わせと全身の病気患者の会

歯や顎、かみ合わせの不具合・顎、口腔異常、病気が原因となり精神疾患、整形外科疾患、皮膚疾患、内科疾患、耳鼻科疾患などの症状となって発症していることが少なくないことが様々な医療・研究機関の報告でされる様になっています。 この様な情報に出会わず色々な科を次々に受診して困ってい方も大勢います。
40年間、顎の不具合で体の重い症状で苦しんでおり、顎の改善治療で長年の体調不良が著明改善した方の「私のような患者はたくさんいる。なんとか広く知らせてあげられないか」という発案で口腔と全身症状の患者さん体験を中心に情報発信をするサイトを立ち上げました。
まだまだ認知度が低いこの分野、患者さんの体験と共にお困りの方の手助けになればと・・

2012年12月


千葉県 10歳代女性


 
約3年前文化祭で1日中重いものを持つ作業をしていて、腰と股関節に強い痛みを感じ、これをきっかけに股関節の激痛が襲い、歩行もままならず痛みで椅子から立ち上がれない状態でした。そのまま病院に1週間入院し各種検査をしましたが明確な原因は見つからず「強いて言えば股関節臼蓋形成不全で炎症を起こしている」とのことでした。特別な治療はなく鎮痛座薬、内服薬による痛みの対症療法のみでした。1週間後つたえ歩きができるようになり、退院しましたが股関節の強い痛みは消えません。

評判の整形外科を受診しましたが「臼蓋形成不全ではない。筋肉痛じゃないの?」

「ストレスか」という診断でした。

 

周囲の人たちからは外見上、傷や体形の異常があるわけではないので、長く続く痛みの苦しさを理解されず、「いったいいつまでたったら治るの?!」などと心外な言葉を浴びせられ、追い詰められて精神的におかしくなり心療内科受診をすすめられたほどでした。



その後オステオパシー診療院を受診。骨盤矯正、骨格矯正の療術を受けだいぶ歩けるようになりました。しかし股関節の痛みは軽くなったものの続いています。同時期に顎の症状もあり(①顎を大きく開けられない②顎をあけ続けられない)歯科も2箇所受診しました。歯列不正が原因とのことで、抜歯歯列矯正治療をすすめられました。納得いかなかった事もあり友人の母の紹介で平成24年2月さかい歯科医院を受診することにしました。

 

関節原性顎関節症と診断され、股関節の痛みも仙腸関節とも関連しているようでした。

悪い関節同士で連携してしまっているとのことでした。

咬合治療とAKA博多法の組み合わせで対処してみようということになりました。

1回目治療直後、顎の開きが良くなり、股関節の検査でも40°から90°へと改善して「良くなる兆候がでている」とのことで、当面この治療法を10日から2週間に1回ペースで続けていくことになりました。3回目の治療後右下奥歯にある深い虫歯も顎や股関節痛に関係ありそうということで、歯の除菌治療も始めました。すると顎のあけ続けの検査も改善、股関節の角度も70~80°と安定(それまでは3,40°程度)。座って股関節を開脚する検査でも20センチ以下の値がでるようになってきて6月には歩く時、長時間たっている時、あぐらをかいた時の痛みがだいぶよくなりました。

現在では普段生活をしている間に痛みが出ることはほとんどなくなりました。しかし、過去に捻挫をして痛めた足首が、寒い時期に痛み出して庇うような歩き方をしてしまうため、股関節や腰、膝に痛みが出てしまうことが多々あります。この残りの症状に対してさかい式アプローチで治療をすすめています。







 


 


 

千葉県 60歳代女性


平成
224月、整骨院で治療中にめまいと吐き気の発作が出たのがきっかけでした。食べ始めてから10分くらいで体が揺れるようなめまいとふらつきが始まりテーブルから立ち上がれず、テーブルに突っ伏してめまいがおさまるのを何十分も待つ日々が続きました。


総合病院の脳神経科、耳鼻咽喉科さらに心療内科も行き色々検査しましたが原因はわからず、めまい止めの薬を毎日服用するしかありませんでした。


発症
4ヶ月後健康雑誌で、さかい歯科医院を知り良くなりたい一心で受診しました。

歯のかみ合わせや形態を少しずつ調整する咬合治療を開始しました。1回目の治療後食事中のめまい発作が軽くなり効果を実感できましたので続けることにしました。


オーリングテスト検査で歯に詰めてある金属と耳の三半規管との関連があることがわかったので関連性の強い金属をはずして非金属の材質のものに置き換えていく治療も併用していきました。

だんだんとめまいの程度が軽くなって翌年2月くらいには、めまい止めの薬の量を減らすこともできました。


現在(平成2
412月)ではめまい発作もほとんど出なくなって薬も飲まず随分楽になりました。

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