朝から少し体調が悪く、めまいがする様な感じはあったのですが、何とか1日仕事を終えて駐車場に向かいました。
車の運転を始めたとたん、めまいがひどくなり『運転して帰れるだろうか?』と不安ながらもスピードを落とし運転したのですが、頭を動かすたびにめまいがして、家に着くまでたいへんでした。
玄関を開け、倒れこむ様にソファーに横になると、天井か床か壁か分からない位、360度グルグル回転する様なものすごいめまいに襲われました。 
回転するめまいは、立っていても、座っていても、横になっても、また目を開いていても、閉じてもおさまらず、主人の帰りを待って夜間救急外来の病院を受診しました。

病院では脳の問題がないかCTとMRIを撮りましたが、問題はなしとの事。次の日、耳鼻科を受診する様勧められ、その日はめまい止めの注射と点滴の処置で帰ってきました。
薬の効果もあって回転するめまいは、少し楽になりましたが頭痛と吐き気が残り、なかなか寝る事もできませんでした。
次の日、だいぶ楽になったと思い仕事に向かう為に車を運転すると、まためまいが始まりました。回転するまでのめまいではありませんが、体の方向を変えるたびにめまいが……

何が原因でめまいが起こるのか、心配した家族がいろいろ調べてくれて、その日午後、さかい歯科医院を受診しました。

先生がいろいろ検査をしてくださった中、口が開かなくなっていることを指摘されました。めまいばかりが気になっていましたが、確かに口が開きにくく、大きく開けようとすると『顎がはずれてしまうのでは?』と思うような嫌な重さを感じ、実際に開ける事ができませんでした。
診察室に、顎関節症で起こりうる関連症状の例が11項目あげられた資料がはってあるのですが、酒井先生に「何個あてはまりますか?」と聞かれましたが、なんと5個もはてはまりました。
顎関節症から起こる急性のめまいと診断され、先生から何故、その様な事が起こるかくわしくていねいに説明して頂きました。
そして、顎関節症に有効な藤井佳朗式咬合治療をして頂き、急性関節炎症をおさえる薬を処方して頂きました。
夜はだいぶ楽になり、家事ができるまでに回復、次の日は1日仕事もできました。
酒井先生から「急性の炎症を起こしているので、1週間は無理をしないように」と言って頂きましたが、診察を重ね日を追うごとにめまいも身体も楽になっていくのを実感。

めまいの症状が顎関節症から関連して起こる症状と酒井先生に診断して頂かなかったら、原因も分からず不安を抱えながら、あちこちの病院を受診していたかもしれません。今まで経験した事のないような、ひどいめまいの出た翌日に、酒井先生に診て頂けたことは、本当にラッキーでありがたい事と心から思っています。